後遺障害逸失利益の中間利息控除

後遺障害逸失利益の
中間利息控除

中間利息控除とは

中間利息控除とは、将来の利息を差し引く計算をすることです。
なぜそのようなことをするのかというと、後遺障害逸失利益の賠償は、将来得られるはずだった利益を前倒しで現在受け取るので、そこへ将来、利息が発生していくと、過大になってしまうためです。

この将来の利息を「中間利息」といい、後遺障害逸失利益の計算では、民法に定められた法定利率により、中間利息控除の計算をして将来の利息を差し引きます。


ライプニッツ係数による中間利息控除

中間利息控除は、年々発生する利息を差し引いて将来の金額を現在価値に換算するものです。

その換算のための期間ごとの係数として、複利計算のライプニッツ係数と呼ばれるものや、単利計算の新ホフマン係数と呼ばれるものがあり、現在はライプニッツ係数を用いる傾向にあります。

これによる後遺障害逸失利益の計算は、「基礎収入」「労働能力喪失率」と、「労働能力喪失期間のライプニッツ係数」を掛け合わせて、中間利息控除をすることになります。

ただし、被害者が18歳未満の場合、ライプニッツ係数は18歳になるまでの期間分を差し引きます。

また、一定期間の経過をもって労働能力喪失率を減らす計算をする場合、最初の喪失率の期間についてはその期間に対応するライプニッツ係数を用い、後の喪失率の期間については、当初からの期間に対応するライプニッツ係数から最初の喪失率の期間に対応するライプニッツ係数を差し引きます。

令和2年4月以降のライプニッツ係数

ライプニッツ係数は、令和2年(2020年)3月31日までに発生した事故と、同年4月1日以降(当初3年間)に発生した事故とで異なります。

それは、同日施行された改正民法により、法定利率が年5%から年3%(3年ごとに変動)に改められ、中間利息控除について損害賠償請求権が生じた時点における法定利率によると規定されたためです。

交通事故の損害賠償請求権が生じるのは事故発生時であり、このため、事故発生が同年3月31日までか同年4月1日以降かでライプニッツ係数は異なり、中間利息控除の結果も異なることとなりました。

ここでは、事故発生が令和2年4月1日以降の場合のライプニッツ係数を掲載します(小数点以下5桁目を四捨五入しています)。
それより前に発生した事故に関しては、お問い合わせいただければと思います。

令和2年4月1日以降に発生した事故の
ライプニッツ係数(中間利息控除係数)

(「年数」=労働能力喪失期間)

年数 ライプニッツ係数   年数 ライプニッツ係数
1 0.9709   44 24.2543
2 1.9135   45 24.5187
3 2.8286   46 24.7754
4 3.7171   47 25.0247
5 4.5797   48 25.2667
6 5.4172   49 25.5017
7 6.2303   50 25.7298
8 7.0197   51 25.9512
9 7.7861   52 26.1662
10 8.5302   53 26.3750
11 9.2526   54 26.5777
12 9.9540   55 26.7744
13 10.6350   56 26.9655
14 11.2961   57 27.1509
15 11.9379   58 27.3310
16 12.5611   59 27.5058
17 13.1661   60 27.6756
18 13.7535   61 27.8404
19 14.3238   62 28.0003
20 14.8775    63 28.1557
21 15.4150   64 28.3065
22 15.9369   65 28.4529
23 16.4436   66 28.5950
24 16.9355   67 28.7330
25 17.4131   68 28.8670
26 17.8768   69 28.9971
27 18.3270   70 29.1234
28 18.7641   71 29.2460
29 19.1885   72 29.3651
30 19.6004   73 29.4807
31 20.0004   74 29.5929
32 20.3888   75 29.7018
33 20.7658   76 29.8076
34 21.1318   77 29.9103
35 21.4872   78 30.0100
36 21.8323   79 30.1068
37 22.1672   80 30.2008
38 22.4925   81 30.2920
39 22.8082   82 30.3806
40 23.1148   83 30.4666
41 23.4124   84 30.5501
42 23.7014   85 30.6312
43 23.9819   86 30.7099

年数 ライプニッツ
係数
  年数 ライプニッツ
係数
1 0.9709   44 24.2543
2 1.9135   45 24.5187
3 2.8286   46 24.7754
4 3.7171   47 25.0247
5 4.5797   48 25.2667
6 5.4172   49 25.5017
7 6.2303   50 25.7298
8 7.0197   51 25.9512
9 7.7861   52 26.1662
10 8.5302   53 26.3750
11 9.2526   54 26.5777
12 9.9540   55 26.7744
13 10.6350   56 26.9655
14 11.2961   57 27.1509
15 11.9379   58 27.3310
16 12.5611   59 27.5058
17 13.1661   60 27.6756
18 13.7535   61 27.8404
19 14.3238   62 28.0003
20 14.8775    63 28.1557
21 15.4150   64 28.3065
22 15.9369   65 28.4529
23 16.4436   66 28.5950
24 16.9355   67 28.7330
25 17.4131   68 28.8670
26 17.8768   69 28.9971
27 18.3270   70 29.1234
28 18.7641   71 29.2460
29 19.1885   72 29.3651
30 19.6004   73 29.4807
31 20.0004   74 29.5929
32 20.3888   75 29.7018
33 20.7658   76 29.8076
34 21.1318   77 29.9103
35 21.4872   78 30.0100
36 21.8323   79 30.1068
37 22.1672   80 30.2008
38 22.4925   81 30.2920
39 22.8082   82 30.3806
40 23.1148   83 30.4666
41 23.4124   84 30.5501
42 23.7014   85 30.6312
43 23.9819   86 30.7099


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交通事故の示談について、さらに具体的には横浜都筑法律事務所の弁護士にご相談ください。